慶應義塾大学医学部整形外科学
慶應義塾大学医学部生理学
2013 年 53 巻 11 号 p. 1013-1015
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細胞移植による脊髄の再生医療を確立するために,われわれはラットおよびサル脊髄損傷に対する神経幹細胞移植の有効性と安全性を報告してきた.しかし,胎児由来組織を使用することにともなう倫理的問題のために,いまだ臨床応用にはいたっていない.本稿では,われわれがおこなってきた脊髄損傷に対するマウス,さらにヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)をもちいた細胞移植に関する基礎研究を紹介し,今後の臨床応用にむけた課題とその取り組みについて概説する.
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