福井大学医学部附属病院第一外科
福井大学医学部附属病院病因病態医学
2012 年 109 巻 7 号 p. 1204-1212
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69歳男性.全身倦怠感,咳嗽,食欲不振の精査で行った内視鏡検査で胃穹窿部大弯に3型病変と,CTで胃壁の肥厚と肝臓の多発結節影および右肺下葉の腫瘤を指摘され,胃癌の多発転移と考え加療した.また傾眠傾向を認め腫瘍性の副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)上昇とそれにともなう高Ca血症が原因と考えられた.入院後急激に状態が悪化し16日目に永眠された.病理解剖後の組織診断で右肺下葉原発の肺多形癌の,胃を含む他臓器転移と診断した.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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