長崎大学病院消化器内科
2013 年 110 巻 6 号 p. 1038-1043
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症例は55歳女性.難治性腹水・下痢など多彩な臨床症状を呈し,血液検査で肝機能障害,耐糖能異常を認めた.腹部造影CTで腹腔動脈~脾動脈,脾静脈~門脈の著明な拡張と,脾動脈末梢から脾静脈への短絡路を認めたことから,脾動静脈瘻による門脈圧亢進症と診断した.IVRにより経動脈的,経門脈的に短絡路を塞栓し,門脈圧の低下が得られると症状は著明に改善した.脾動静脈瘻はまれな疾患であり,貴重な症例と考え報告する.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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