市立甲府病院 呼吸器外科
2010 年 24 巻 7 号 p. 1011-1014
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症例は66歳,女性.胸部X線上,右下肺野に結節影を認め,増大傾向を示した.胸部CTでは右肺S8に境界明瞭な13mm大の結節影がみられ,PET陽性であった.悪性腫瘍を否定できず胸腔鏡下右下葉部分切除術を施行した.術後病理組織学的に18年前に手術を施行した副腎皮質癌の肺転移と診断された.本症例は副腎皮質癌切除後長期経過し肺転移を来した稀な症例であると考えられた.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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