Journal of Computer Chemistry, Japan
Online ISSN : 1347-3824
Print ISSN : 1347-1767
ISSN-L : 1347-1767
研究論文
新規分子構造表示プログラムMakikoの開発
庄司 光男庄司 真紀子
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 8 巻 3 号 p. 113-118

詳細
抄録

綺麗に描画ができる新規分子構造表示プログラムパッケージMakikoを開発した。現在のバージョン(Version1.3)では分子構造、分子軌道、ベクトル表示(基準振動モードやスピン構造を表す3D矢印)とダイナミックスの描画が可能になっている。MakikoはJava言語でコーデングされているため、プラットフォームフリーかつプログラムの拡張性が高いのが特徴である。その為、今後新たな分子情報を可視化する場合や解析ツールを作成する場合でも、本可視化パッケージは基礎パッケージとして有用になると考えられる。本論文ではMakikoの機能紹介と公開について記述している。

著者関連情報
© 2009 日本コンピュータ化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top