東京厚生年金病院外科
2008 年 69 巻 4 号 p. 781-784
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症例は73歳,男性.発熱と胸痛にて発症した慢性膿胸の症例であった.抗生剤投与,胸腔ドレナージを試みるも症状の改善なく外科へ転科となった.CTにて膿胸腔は約10×7cm大で膿胸腔内にガス像を認め,膿胸壁の肥厚が認められた.肺剥皮術,胸腔ドレナージだけでは,再発のリスクが高いと考えられたため,十分な説明と同意を得て,Tissue Expanderを胸腔内に留置した.症状の改善をみてこれを抜去し,治癒が得られた1例を報告する.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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