県立広島病院麻酔集中治療科 現: 広島大学病院麻酔・疼痛治療科
県立広島病院麻酔集中治療科
2006 年 26 巻 2 号 p. 194-198
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術中高度低血圧と上半身紅潮によりアナフィラキシーショックが疑われたため手術を延期し, 原因検索後2度目の手術を行ったが, 術後に呼吸困難を認め, 再挿管された症例を経験した. 呼吸困難の理由として, アナフィラキシー, 筋弛緩薬の残存, 術操作による気胸, 機械的刺激による咽喉頭浮腫などが考えられた. アナフィラキシーの既往が疑われる患者では, 術後呼吸困難が起きても原因の特定が困難であり, 厳密な患者管理が重要である.
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