魚病研究
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浸漬法によるヒラメ稚魚へのTenacibaculum maritimum実験感染法の検討
西岡 豊弘渡辺 研一佐野 元彦
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2009 年 44 巻 4 号 p. 178-181

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抄録

 ヒラメ稚魚に対する浸漬法によるT. maritimumの実験感染条件について検討した。攻撃菌濃度が 107.9 CFU/mLの時,いずれの試験水温(15℃,20℃,25℃)でも80%以上の死亡率となった。106.9, 105.9 CFU/mL攻撃ではどの水温でも死亡率はそれぞれ20-40%,0%と低かった。死亡魚には口部の発赤や体表のびらんが認められ,患部より菌が再分離された。魚体通過させ,シードロット法で保存した菌株を使用したことが,強い感染力と再現性のある結果をもたらしたと考える。

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© 2009 日本魚病学会
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