草姿および果実特性が異なるカボチャ3品種の果実を収穫調査し,収穫に適した品種特性について調査した.その結果,‘Bush Buttercup’は‘TC2A’および‘えびす’に比べて短時間で収穫が可能であった.その要因として,‘Bush Buttercup’は他品種に比べて株元着果性に優れ,少側枝であることから,果実の発見が容易なことが考えられた.また,‘Bush Buttercup’の果柄が細かったことから,株からの切り離しも容易だったことが推測された.以上から,カボチャの収穫作業の軽労化をはかるには,株元着果,少側枝および細い果柄径などの遺伝的改善が必要であると考えられた.