情報知識学会誌
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第19 回(2011年度)研究報告会論文集
汎用組版フォーマットの学術論文メタデータでの適用について
津田 和俊
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キーワード: metadata, BIB, LaTeX, XML
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2011 年 21 巻 2 号 p. 251-254

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抄録

学術論文のmetadata 交換用のデータフォーマットとしては一般的にXML が用いられるが、著者が論文原稿を書く際のフォーマットはMS-Word やLATEX などが一般的である。また日本国内ではJ-STAGE の標準metadata 記載フォーマットとしてBIB が広く使われており、著者原稿の受付から印刷組版の工程までXML を用いない形での作業フローが確立している。これらの理由から、日本では学術論文のXML のデータ処理は難しいと考えられていた。本研究では、metadata の抽象モデルとしてXML エレメントをRDBのフィールドへマッピングを行うことにより、各フォーマットのmetadata を統合的に取り扱う手法の有効性について議論し、その応用例について紹介する。

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