獣医麻酔外科学雑誌
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断脚とシスプラチンにより治療が成功した犬の骨肉腫の一例
鈴木 淑剛長南 孝司桝井 嘉子原 忠行吉永 冬子土居 丈志川本 優姫戸塚 裕久
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2004 年 35 巻 4 号 p. 85-88

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抄録

2ヶ月前からの跛行で上診した2歳齢メスのグレートピレニーズに左上腕骨近位の腫脹を認めた。病理組織学検査において, 低分化型の骨肉腫と診断された。肩甲骨を含む前肢の断脚とシスプラチン (総投与量420 mg/m2) を用いた化学療法を併用したところ, 転移も起こらず7年4ヶ月の長期寛解が得られた。

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© 2004 獣医麻酔外科学会
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