整形外科と災害外科
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前腕骨骨折に対するMIPO法の小経験
馬場 貴子馬場 雄大牧 信哉
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2008 年 57 巻 1 号 p. 135-139

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抄録

粉砕型前腕骨骨折に対してMinimally Invasive Plate Osteosynthesis(以下,MIPO法)を施行した3例の治療成績を検討した.2003年11月~2006年10月までにMIPO法を施行した尺骨骨幹部骨折2例(1例は開放性Monteggia+Galeazzi骨折),尺骨骨幹端部骨折1例.男性2例,女性1例,年齢30歳~82歳であった.上記の症例について骨癒合,肘関節,前腕の可動域について検討した.前例で骨癒合良好であったが,高度な前腕の回内,回外制限が2例で残存した.MIPO法は従来の骨接合では強固な固定が得られない症例に対し早期運動療法することにより,有用な方法の1つであり,整容面でも優れていると考えられた.

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© 2008 西日本整形・災害外科学会
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