神経内分泌腫瘍の肝病変に対するdegradable starch microspheres(DSM）併用動注化学塞栓療法(DSM-TACE）の検討

藤崎 聡; 猪狩 功遺; 亀井 明; 高野 浩一; 倉岡 賢輔; 吉本 和仁; 平澤 俊明; 浅原 新吾

doi:10.11405/nisshoshi.105.206

原著

神経内分泌腫瘍の肝病変に対するdegradable starch microspheres(DSM）併用動注化学塞栓療法(DSM-TACE）の検討

藤崎聡, 猪狩功遺, 亀井明, 高野浩一, 倉岡賢輔, 吉本和仁, 平澤俊明, 浅原新吾

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キーワード: 神経内分泌腫瘍, 肝転移, DSM, DSM-TACE

ジャーナルフリー

2008 年 105 巻 2 号 p. 206-213

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.105.206

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抄録

神経内分泌腫瘍10症例(原発性: 1例，転移性: 9例）の肝病変に対するdegradable starch microspheres(DSM）併用動注化学塞栓療法の合併症と抗腫瘍効果を検討した．奏功率は70.0%で，50%生存期間は852日(28.4カ月），1年生存率，2年生存率とも77.8%であった．神経内分泌腫瘍の肝病変において肝動脈化学塞栓療法は非手術的な治療のうち最も有効な治療となると考えられた．

責任著者(Corresponding author)

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