carboplatin（CBDCA），etoposide（VP-16）による化学療法と放射線療法の併用が奏効した原発性食道小細胞癌の1例

会澤 亮一; 高倉 一樹; 久保 恭仁; 吉澤 海; 北原 拓也; 安部 宏; 松岡 美佳; 相澤 良夫; 田尻 久雄

doi:10.11405/nisshoshi.106.1334

症例報告

carboplatin（CBDCA），etoposide（VP-16）による化学療法と放射線療法の併用が奏効した原発性食道小細胞癌の1例

会澤亮一, 高倉一樹, 久保恭仁, 吉澤海, 北原拓也, 安部宏, 松岡美佳, 相澤良夫, 田尻久雄

著者情報

会澤亮一
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
高倉一樹
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
久保恭仁
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
吉澤海
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
北原拓也
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
安部宏
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
松岡美佳
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
相澤良夫
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）
田尻久雄
東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科（青戸病院）

キーワード: 原発性食道小細胞癌, carboplatin, etoposide, 放射線治療

ジャーナルフリー

2009 年 106 巻 9 号 p. 1334-1342

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.106.1334

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抄録

症例は78歳，男性．嚥下困難を主訴に当院を受診し，原発性食道小細胞癌と診断された．高齢で合併症も有するため，外科的切除は行わずcarboplatin（CBDCA），etoposide（VP-16）による化学療法と放射線治療の併用療法を施行したところ完全寛解が得られ，現時点で約6年4カ月間の長期にわたり再発を認めていない．本疾患の外科的切除の適応を検討する上で示唆に富む症例と思われ報告した．

責任著者(Corresponding author)

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