日本大学医学部内科学系循環器内科学分野
日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
日本大学医学部麻酔科学系麻酔科分野
日本大学医学部内科学系血液膠原病内科学分野
日本大学医学部小児科学系小児科学分野
敬愛病院循環器科
2010 年 69 巻 3 号 p. 203-208
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陳旧性心筋梗塞を有し冠動脈バイパス術の既往を有する通常治療抵抗性の虚血性心筋症患者に対して,自己骨髄単核球を冠静脈内に逆行性オクルージョンバルーンカテーテルを用いて移植した.その 4 週間後・ 6 ヶ月後・36 ヶ月後に負荷心筋シンチグラムならびに左室造影にて,心筋血流・心機能の評価を行い,細胞移植療法の短期・長期の治療効果を観察しえた.その結果,36 ヶ月にわたっての狭心症状ならびに心筋血流の持続的改善と,駆出率の一過性の改善を認めた.
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