札幌医大第3内科
札幌医大第2外科
北海道恵愛会南一条病院
1988 年 28 巻 4 号 p. 457-464
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原発性肺癌切除例86例において, CTによる縦隔リンパ節腫大及び転移の診断精度についてretrospectiveに検討した.腫大に関して, 10mm厚スキャンでsensitivityは49~55%, specificityは94~96%であった.スライス厚を変えても腫大の指摘率に差はなかった.pN2症例において, 転移の診断率は腫大よりも若干低値を示した.今後は, 原発巣の組織型, 発生部位を考慮するとともに, 縦隔の部位別の診断基準を確立することが必要と考えられた.
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