ジオシンセティックス論文集
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補強材特性の異なる補強土壁の地震時安定性に関する遠心振動台実験
井沢 淳桑野 二郎高橋 章浩
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2002 年 17 巻 p. 13-20

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抄録

ジオグリッドによる補強土工法は,過去の地震時挙動から高い耐震性を有することが知られている.したがって,破壊の有無のみでなく,地震時の変形に対する考慮が重要になってくる.補強土構造物はジオグリッドと土の複合構造物であり,変形量予測には補強材の特性を考慮に入れる必要がある.そこで本研究では,補強材特性の異なる模型補強土壁を用いて遠心振動台実験を実施し,補強材特性が補強土壁の地震時安定性に与える影響を調べた.その結果,補強材の形状,剛性が振動を受ける補強土壁の変形に大きく影響すること分かった.また過去に行った遠心傾斜台実験結果と比較し,破壊時水平震度は大きく異なるが,破壊・変形モードはよく一致するという結果を得た.

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© 国際ジオシンセティックス学会日本支部
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