日本食生活学会誌
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ビタミンE欠乏ラットにおけるオルニチン脱炭酸酵素およびS-アデノシルメチオニン脱炭酸酵素活性の変動
長澤 淳長谷川 忠男
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1994 年 5 巻 2 号 p. 23-29

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抄録

ビタミンE欠乏ラット (欠乏群) とビタミンE投与ラット (VEグループ) の肝臓, 前立腺と睾丸のオルニチン脱炭酸酵素 (ODC) 活性とS-アデノシルメチオニン脱炭酸酵素 (SAMDC) 活性の変化を調べた.その結果, ODC活性について, 肝臓の酵素活性の変化に有意性は認められなかった.しかし, 睾丸と前立腺の酵素活性は飼育開始後, 25日目付近で欠乏群はビタミンE投与群よりも有意に高値を示す時期があることがわかった.SAMDC活性については, 有意性は認められなかった.以上より, VE欠乏がODCとSAMDC活性に与える影響は, 組織特異的である可能性がある.

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