長崎市立市民病院外科
長崎市立市民病院病理
長崎大学医学部第2外科
1991 年 24 巻 9 号 p. 2452-2456
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
膵外に発育した非機能性膵島腫瘍の1例を経験した.症例は56歳男性で, 定期原爆検診で左上腹部腫瘤を指摘され, 著者らの病院に入院した.膵内分泌ホルモソ過剰分泌による症状は認められなかった.腫瘤は膵尾部より膵外に発育しており, 膵の一部を含めて腫瘤を摘出した.大きさは13.6×11.8×9.4cm, 900gで, 病理組織診断は疑悪性の非機能性膵島腫瘍であった.術後3年半後の現在, 再発の所見もみられず健在であるが, なお経過観察中である.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら