表面科学
Online ISSN : 1881-4743
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人工酸化酵素を用いる新しい消臭法
白井 汪芳
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1990 年 11 巻 2 号 p. 138-144

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抄録

酸化酵素は, いわゆるヘムと巨大タンパク質からできている。これは, 血液中の活性化された酸素によって, 生体内の毒物を解毒する作用をもっている。我々は, 人工物である鉄フタロシアニン誘導体を用いて, この酸化酵素との類似性を研究してきた。このタイプの酵素は又一般に, 強い悪臭を放つ物質にも作用すると思われる。
この人工酵素を用いた, 新しいタイプの消臭法について報告する。

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© 社団法人 日本表面科学会
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