東京大学工学部物理工学科
1990 年 11 巻 4 号 p. 215-220
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液体の表面にたつ “さざなみ” (表面波) の波長や減衰の強さは, 分子尺度での表面近傍の性質に強く依存している。このことを利用して, 単分子膜を展開した水面上での表面波の伝播の様子を調べることにより, 単分子膜自身の性質を知ることが出来る。ここでは特に, 強く凝縮した単分子膜において, 表面圧力がどのように分布しているかを, 非接触で測定する手段として表面波法を取り上げ, その原理・装置・測定の実際について, 解説をする。
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