広島大学生物圏科学研究科
繊維高分子材料研究所
東京理科大学基礎工学部
1990 年 11 巻 4 号 p. 235-241
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LB膜の構造を, 主に電子顕微鏡 (電顕) を用いた回折法と直接観察法で評価した。その結果, 色素と脂肪酸の混合膜は, X線回折から規則的な層状構造を有していると推定したが, 電顕観察により, 膜中で各々の分子からなる結晶が相分離し, 色素は二次元膜中で, 三次元結晶として存在していることを確認した。また, クライオ電顕を用いた高分解能観察により, アラキジン酸LB膜においては, 面間の規則性のみならず膜面内においても高度な規則性を有していることを明らかにした。
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