大阪大学理学部
大阪大学理学部 化学情報協会
1990 年 11 巻 7 号 p. 412-417
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簡単な分子がグラファイト表面に物理吸着してつくる単分子膜の, 熱力学的性質を調べる目的で熱容量測定を行った。用いた実験手法の詳細に加え, 得られた結果をいくつか示す。クリプトンについては, 吸着膜の格子振動についての知見が得られた。窒素については, 熱力学の第3法則の検証を行った。一酸化炭素では, 固体でみられなかった新しい相転移が見いだされた。メタンについては, 吸着分子の量子力学的トンネル回転に伴うエネルギー準位が決定できた。
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