酸化物表面の構造および機能の視覚化におけるコンピューター・グラフィックスの有用性がつぎのような課題について示された。 (i) 分子動力学法によるゼオライト構造の計算, (ii) ゼオライトの分子ふるい効果, (iii) V2O5/TiO2触媒におけるTiO2上のV2O5のエピタキシャル成長, (iv) 担体上のペロブスカイト酸化物のエピタキシャル成長, (v) 担持Au触媒における金属-担体相互作用, および (vi) アルカリィオン交換ゼオライト上のメタノールによるトルエンの側鎖アルキル化反応における酸-塩基協同触媒作用についてである。コンピューター・グラフィックスは触媒作用および触媒設計における幾何学的因子の議論に特に有効であることが示された。