表面科学
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放射光光源の現状と将来
菊田 惺志
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1992 年 13 巻 1 号 p. 48-54

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抄録

はじめに放射光の特性を説明し,つぎに光源の高輝度化に役立つ挿入光源について述べている。わが国の放射光施設についてみると,共同利用が可能なストーレッジリングとしてPFをはじめ5つのリングが挙げられる。放射光利用研究が年毎に増えている状況の中で放射光施設の将来計画が議論されている。大型高輝度放射光施設計画としてSPring-8が建設中であり,トリスタンMRの転用計画が進められている。中型放射光施設計画としては7つの計画が提案されている。表面研究に対して放射光を用いる手法の重要性はますます増大すると思われる。

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© 社団法人 日本表面科学会
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