表面科学
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なにが吸着COをそうさせるのか? IRASでみたCOの固体表面における動的ふるまい
吉信 淳川合 真紀
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1994 年 15 巻 3 号 p. 132-138

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抄録

近年の赤外分光器の発達はめざましく,ミリ秒オーダーの時間分解能をもつ赤外反射吸収分光が比較的容易になり,分子の固体表面での吸着,拡散,反応,脱離などの動的過程をリアルタイムで観測できるようになってきた。ここでは,Ni(100)表面でのCO分子のふるまいを通じて,金属表面での吸着分子の微視的挙動を支配している因子を論じた。特に,吸着ポテンシャルの詳細な検討,吸着サイト間のホッピングによる表面拡散,気相からの分子の到来に伴う局所的なポテンシャル変化など,吸着分子の挙動を考えるうえで基本的な現象をとりあげた。

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© 社団法人 日本表面科学会
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