1995 年 16 巻 3 号 p. 173-179
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半導体超微粒子は量子サイズ効果によりバルク半導体よりも大きな酸化力および還元力を有しており,高活性な光触媒となる可能性がある。しかしながら半導体超微粒子は大きな比表面積を有しているため凝集してより大きな粒子になりやすく,半導体粒子を安定に超微粒子状態で存在させるためには何らかの工夫が必要である。本稿では半導体超微粒子の調製法および超微粒子の粒径減少に伴うエネルギー構造の変化と半導体超微粒子を光触媒として用いた反応をいくつか紹介する。