表面科学
Online ISSN : 1881-4743
Print ISSN : 0388-5321
ISSN-L : 0388-5321
プローブ分子による触媒表面構造と活性サイトの解析
岡本 康昭
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 17 巻 5 号 p. 262-269

詳細
抄録

触媒最外表面構造および活性サイトのキャラクタリゼーション法として,プローブ分子を用いる化学的手法の特長,問題点,最近の進展をまとめた。プローブ分子の利用により表面官能基,活性種の分散性,表面化学種,活性サイトの構造に関する情報を得ることができる。プローブ分子は複雑な組成,構造を持つ実用触媒系,活性サイト濃度の非常に低い触媒系について特に有用である。適度な吸着力と吸着サイト選択性を持つプローブ分子の開発が重要であることを指摘した。

著者関連情報
© 社団法人 日本表面科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top