表面科学
Online ISSN : 1881-4743
Print ISSN : 0388-5321
ISSN-L : 0388-5321
近接場光学顕微鏡でどこまで高分解能像が得られるか?(1)
大津 元一
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 17 巻 12 号 p. 771-774

詳細
抄録

エバネッセント場を利用した近接場光学顕微鏡の原理,基本構成について概説する。特にエバネッセント場のもつ二つの基本的性質(物質寸法依存のパワー局在,プローブ・試料の寸法に関する共鳴)について述べ,これをもとに分解能はプローブ先端の寸法が決めることなどについて指摘する。微小なプローブを作成する技術,プローブ位置を制御する方法などを述べる。

著者関連情報
© 社団法人 日本表面科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top