表面科学
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表面XAFS研究への期待
新しい放射光利用技術の活用
野村 昌治
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1997 年 18 巻 1 号 p. 16-20

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抄録

表面の研究に放射光を光源とするXAFS法を利用することが多くなってきている。通常の蛍光XAFSは数百Aの薄膜や希薄試料に,全反射蛍光XAFSは数百A以下の薄膜や吸着層に,転換電子収量法は数十A以上の薄膜を簡便に測定するのに適している。最近のX線の偏光作成,利用技術,界面研究に期待できるDAFSについて簡単に紹介し,新しい放射光源の表面XAFS研究への活用について考える。

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© 社団法人 日本表面科学会
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