連続向流式移動層によるイオン交換について
1972 年 36 巻 3 号 p. 293-299,a1
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1972 年 36 巻 3 号 p. 293-299,a1
向流式移動層における軸方向の濃度分布を表わす理論式を, 液の逆混合, 流体境膜内拡散および粒内拡散を考慮してイオン交換プロセスの場合について誘導した。その式に基づいて, 濃度分布に及ぼす無次元因子の影響を推算した。
本研究では, Na+-H+交換の実験を行なった。濃度分布の計算結果と実測値との間に満足な一致が得られた。本報において提出した式は, イオン交換移動層の操作条件の決定や装置の設計に有用となろう。
