ポリ (L-グルタミン酸) の側鎖のカルボキシル基をN-ヒドロキシコハク酸イミドにより活性エステル化し, 一方, ラクトノラクトンと1, 4-ジアミノブタンとの選択的アミド化によりラクトースアミドブチルアミン [N- (4-aminobutyl) -O-β-D-galactopyranosyl- (1→4) -D-gluconamide] を調製した. 両者の反応を行って, 60%の導入率でラクトース誘導体を側鎖にもつポリペプチドを得た. 細胞認識性の生体機能材料として役立つオリゴ糖置換ポリペプチドの簡便な合成方法である.