神戸大学医学部保健学科
国立小児病院
1996 年 85 巻 10 号 p. 1781-1785
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本邦では, IgA腎症は最も頻度の高い慢性糸球体腎炎であり,その多くが学校検尿,職場検診などで無症候性血尿,蛋白尿として発見される.成人ではIgA腎症は慢性腎不全の主要原因となっている.最近著者らは,多施設によるコントロールスタディにより,小児期IgA腎症は発症早期に治療を行えば,腎炎の進行を阻止できることを明らかにした.本稿ではこのスタディを紹介し, IgA腎症の早期発見,早期治療の可能性について考察する.
日本内科学会会誌
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