工業化学雑誌
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長鎖状アルキレンオキシドとアミノ化合物との反応
柴田 和博嶋田 修次松田 住雄
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1965 年 68 巻 5 号 p. 957-960

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抄録

長鎖状アルキレンオキシドのひとつである1,2-エポキシドデカンと種々のアミノ化合物との反応について研究を行なった。アンモ二アのほかアミノ化合物として,第一アミン,第ニアミン,酸アミド,モノ-およびジエタノールアミンおよびピリジニウム塩を用いた。
アンモニアおよび低級脂肪族第一アミンとの反応では,1分子のエポキシド付加物のほかに2分子のエポキシド付加物(それぞれ第ニアミンおよび第三アミンとなる)がえられ,エタノールアミンとの反応では,アミノ基が水酸基より優先的にエポキシドと反応するものと考えられ,たまた臭化ピリジニウム塩との反応では,中間体としてブロムヒドリソが生成することをみとめた。エポキシ基の開環は,二級水酸基を生じる方向に起こるものとおもわれた。

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