繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
ISSN-L : 0285-905X
D 型梳綿機について (第3報)
青木 邦夫浅川 武有田 昇
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1959 年 12 巻 12 号 p. 848-853

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抄録

研究目的前報で述べたD型梳綿機の機構で効果的に開織除じんを行なうのに適正な第1, 第2テーカインローラおよびフラット等の回転数を得ることに主眼をおいて研究した.研究結果第1, 第2テーカインローラ, フラットならびにドッファの回転数につき実験検討の結果, 紡出番手40'sの場合に下記回転数が最も適正であるとの結論を得た.1. 第1テーカインローラ回車転数 850r.p.m.2. 第2テーカインローラ回転数200r.p.m.3. フラット速度 2in/minなおドッファ回転数は12r.p.m.で普通梳綿機使用紡出糸 (7r.p.m.) と比較して糸質が劣らないことを確認した.

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© 社団法人日本繊維機械学会
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