東北大学医学部附属病院老人科
1992 年 29 巻 5 号 p. 411-415
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老人の長期入院患者に対し, 減菌繊維で作成されたシーツ, 衣類及び枕カバーを使用し抗感染看護に役立つか否かを検討した. 対象は90人を2群に分け, 前期3カ月間は従来の繊維, 後期3カ月間は無処置群は従来の繊維, 他の処置群には減菌繊維製のものを用いた. 結果は, 処置群において10日及び15日以上発熱した例は, 無処置群に比べて有意に低かった. 他の感染の指標には有意差は見られなかった. 本減菌繊維製布は老人の感染防止に役立つ可能性が示唆された.
老年病
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