環境技術
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伐採樹木の焼却に伴う煙成分および臭気の発生原単位に関する調査研究 (I)
―粉塵, タール, THC, CO, CO2濃度および臭気濃度の測定―
西田 耕之助大迫 政治宍田 健一喜多 義邦石川 浩次
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1989 年 18 巻 10 号 p. 610-619

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抄録

本調査では, 山林や廃河川敷などの開発に先立って行われる伐採樹木の焼却の際に発生する大気汚染物質について, その発生原単位に関する基礎資料を得るために, 実際の焼却作業に類似した条件でモデル実験を行った.推定の対象とした物質は, 粉塵, タール, 全炭化水素 (THC: Total Hydro Carbon) , 二酸化炭素 (CO2) , 一酸化炭素 (CO) および臭気で, まず本報では, それぞれの汚染物質濃度の計測と, 焼却煙量および気象因子等の観測を行った.
本焼却実験の結果, 焼却煙中の各汚染物質の濃度および焼却煙の発生量が各RUNごとに明らかとなり, また, 拡散モデルに摘用される有効煙突高, 初期拡散幅および拡散パラメータがVTR画像解析により把握された.

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