京都市立病院臨床検査科
京都市立病院内科
1989 年 78 巻 6 号 p. 831-834
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症例は84才,女性.食道癌による通過障害改善のため内視鏡的に食道内チューブを挿入した.挿入後約9カ月後から原因不明の発熱,白血球増加がみられ,その1カ月後に死亡した.剖検にて食道内チューブ口側端の心膜腔への穿孔,および化膿性心膜炎がみられた.組織所見にて心膜に癌浸潤が認められた.チューブの圧迫が食道心膜瘻の一因と考えられた.
日本内科学会会誌
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